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鳩車(大) 高さ約10.5㎝ 籐
鳩車の由来
古き昔 野沢温泉熊の手洗湯のほとりに賎しい農家ありき ある時見苦しき旅僧来りて宿を請う家人快よく是を許したり 旅僧托鉢終りて別れにのぞんで曰く
吾当地に到りて鳩を見ぬこそ淋し鳩は平和の使者にて福徳円満を掌るなり吾此の度の謝礼に鳩を贈らん
巣箱を造り養えば子孫繁昌疑いなしと云い置きて立ち去れり 家人言うがままに巣箱を造り置けば日ならずして一対の鳩来りて睦まじく住むなり大切に是を養えば不思議や次第に幸運に向えば大いに喜び末代迄で鳩を飼うべしと云い伝え板にて鳩を造り子等に与う
後此家に生れし河野安信氏はあけび細工を発明するにあたり家に伝わる遺言を思い出しあけびにて鳩を考案せるに売行大いに好かりしとかや 今や郷土玩具の雄として世にその技術と共に伝う
云々











